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執筆者の写真滝口結子

運命の出会いを育てていく

更新日:2023年6月11日

いつから運命の出会い?


Grand Flowを開業する際いろんな方にインタビューしたのですが、その中の1つに結婚している夫婦に対して


-相手を運命の人だと思っている?

-思っているとしたらそれはいつから?


ということを聞きました。


「相手を運命の人だと思っている」と答えたのは9割近くでした(Grand Flow調べです)。面白いのは「いつから運命を感じたか」。


どんな回答が多かったと思いますか。


「運命」を言葉通りにとらえると、


"運命の人なんだから出会ったその日に運命を感じてよさそう"


ですよね。けれど、実際は


-出会ってから数ヶ月〜半年くらい経ってから。最初はむしろ好みでもなんでもなかった


という答えが多かったです。


出会ったその日に運命を感じるのは一般的には「一目惚れ」と言われます。ある程度大人になったら一目惚れはそうそうない。だからこの回答には驚かない方も多いかもしれません。


でも、実際に婚活をする中ではこの事実は忘れられがち。最初に会って「ピンとこなかった」で断る方が多い気がします。もちろん、「この人はまったくないな」と思うのであれば断っていいと思うのですが、少しでも可能性があるのならもう一度くらい会ってもいいのでは、と思います(この線引きがとてもむずかしいんですが)。


じゃあ、あまりピンと来なくても我慢してもう一度会えばいいのか。それもまた変ですよね。どう考えたらいいでしょうか。



1.01を繰り返す


人は好意を示されると好意を抱くもの。これを「返報性の原理」と言うようです。出会って最初に「まったくないわけじゃない」と思ったら、少しだけ強めに思いや好意を表現する。


「素敵な服ですね」

「いい声ですね」

「価値観が似てそう」

「その趣味面白そう、連れて行ってほしい」


そうすると、相手も嬉しいと感じてまた思いを返してくれる。そうするとまた自分も嬉しく感じる。


こうやって少しずつ思いを表現し合うことで、お互いのきもちを育てていくことが大事です。


「1.01の法則」をご存知ですか?


1を365回かけ算しても1のまま。

でも、1.01を365回かけると約38になる。


今の自分のきもちのまま=1を表現してもなかなか数字は増えていきませんが、ほんの少し、1%だけ強めに好意を表現して相手に1.01を伝えたら、1.01は一年後に38倍近くになる。


これが出会って時間が経ってから相手を運命の人だと思うしくみなんじゃないかと思います。


この記事のタイトルは「運命の出会いを育てていく」。運命というと神様か何か大いなる力に決められて固定されたもののように思うかもしれませんが、実際は「運命は育って変化していく」ものだと思うんです。


実際の婚活ではどうすればいいか


最初のお見合いでは、相手にピンとくるかどうか、と相手をジャッジしようとするのではなく、いま目の前にいる人のいいところを見つけて伝えてみる、というのはどうでしょうか?


仮にその相手とはご縁がなかったとしても、「相手を判断してやろう」という人よりも「相手のいいところを見つけてそれを伝える」という人の方が素敵だと思います。


その上で、相手が「返報性の原理」で思いを返してくれたら、今度は自分がどう感じるか。少しでもうれしいなと感じたらまた思いをふだんよりも強めに表現してみてください。


仮にそのお相手とご縁がなかったら、どこかでこの「返報性の原理」は途絶えるもの。だから相手を判断しようとするのではなく、相手とのやり取りに集中するといい気がします。


テニスでも卓球でも相手がどんな人かを考えるより、球の行き先に集中した方がラリーは続く。


婚活も似たようなところがあると思うのです。


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